オートロック

オートロックマンションの脆弱性を考えよう

このブログの人気記事には、逆コンパイルハッキングなど、デジタル上の防犯に関する記事が多いんですが、ALSOKさんのサイトにオートロックマンションの侵入の手口は?という記事があったので、たまにはリアル世界の話にしまして、啓蒙の意味を含めましてオートロックの開け方を披露しようと思います。

オートロックは簡単に開く

まず前提としまして、オートロックは簡単に開きます。

紙一枚で開く

これは古い型に限られますが、オートロックのドアは反対側から見れば、ただの自動ドアです。
という事は、閉じたドアの隙間や下部の隙間からコピー用紙を差し込み、反対側でヒラヒラさせれば内側のセンサーに反応して開きます。

番号は見える

マンションのオートロックは不特定多数の人が使用しますので、暗証番号によるオートロックでは、押す部分が摩耗しているかどうかで番号が推測できます。
もし暗証番号が4桁ならば、よく押される暗証番号のボタンが摩耗するとしますと、0から9まで10×10×10×10=1万通りの組み合わせがあるはずが、実は4×3×2×1=24通りしか無い事になります。
特に人間は最初と最後のボタンを強く押しますので、強く摩耗したボタンに当たりをつけて、住人が通るのを待ち、どのあたりを押しているかを観察すれば番号を推測できます。

というか前の人に続けて入れば良い

駅の自動改札と一緒ですが、前の人の後について入れば簡単に入れます。

そもそも開けてもらえばいいのでは

これは簡単な手段で、適当な部屋にインターホンをかけて「Amazonです」とか言えば開けてもらえます。
後は目的の部屋の近くに潜むだけです。

同じマンションに住んでいる人の犯行には無力

マンションで1階、2階に住んでいる人が空き巣に狙われやすいのは常識ですが、最上階近くは家賃が高い場合があり、高所得層が住んでいる可能性が高いです。
という事は、もしも同じマンション内の人が高所得層への空き巣を狙った場合、オートロックはまったくの無力という事になります。

戸締まりはちゃんとしましょう。

梅木千世でした。

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