今日はマーケティングのお話です。
バードアイとは鳥の目の意味ですが、つまり上から見下ろすように俯瞰的に見ようね、というようなものです。
前職でもたまに見たのが、ブランディングページを作ってはいるが、何のために作っているのか、目標は何なのかがよくわからないサイトがあります。
ビジネス向けのWebサイトには必ず何かの目的があるはずですが、例えばユーザーに製品やサービスを利用・購入してもらうことなのかの目的軸と、その結果を求められている期間が短気なのか、それとも中長期なのかの時間軸で考える事が必要なはずです。
僕らが作っていたようなキャンペーン施策の多くは、ダイレクトレスポンス(目的はユーザーに利用や購入を促すこと)で、期間が3ヶ月未満の短期である事が多いです。
これは受託であるからそれ以上を考える必要が無いからで、よりクライアントと密接に関わるなら中長期な方策も考える事ができます。
例えばですが、リリース前
リードジェネレーションキャンペーン(見込み客を獲得するためのキャンペーン)を行います。
ソシャゲで言うと、事前登録キャンペーンなどがこれに当たりますが、リリース直後に向けての施策となります。
ティザーサイト(製品情報を小出しに発信していくサイト)で興味を引く事例も多いと思います。
こちらはティザーサイト単体での収益は見込んでおらず、ローンチキャンペーンに対する事前施策である事が多いです。
リリース直後
ローンチキャンペーン(発売、サービスインなどに合わせたキャンペーン)
ここでのデータはSEO施策などへ転用する事ができます。
また、事前登録で獲得したユーザーに対し情報拡散を促すようなTwitter連動キャンペーンなども需要が高いかと思います。
ブランディングサイト
製品のブランドイメージを確立するためのブランドサイトを作ります。
現在はほぼほぼあらゆる商品にブランディングサイトがありますが、その時々のトレンドがあるものです。
リリース後
SNSキャンペーン
日雑系(日用雑貨)であれば、実際に商品を触ったユーザーに使用感を拡散してもらうような施策がよく見かけるところかと思います。
施設などであれば、利用シーンを公式SNSアカウントなどで発信していくブランディングも有効かと思います。
定常
カスタマサポートやSNSでのコミュニケーションで既存顧客に対するアプローチを進めつつ、短期キャンペーンでCVを獲得するような施策を行います。
ぱっと考えてもこれくらい出てくるのですが、施策一つ一つの点で収益する他に、次に来る施策のためのデータ収集など他の目的のための施策を組み合わせて全体を俯瞰する、というのもマーケッターの視点かと思います。
梅木千世でした。