選挙

今日は東京都知事選挙でした

今年の選挙から、うちのヨメが投票権を得る事になりました。

その昔、1889年に発布された大日本帝国憲法及、衆議院議員選挙法では、投票権は一定以上納税している25歳以上の”男子”のみでした。
後に1925年に25歳以上の男子全員となり、1946年に日本国憲法が公布されると20歳以上の”男女”と変更されました

ですので、これまでの選挙権は70年前に20歳以上男女と定められたもので、今年新たに選挙権を得る有権者は約240万人、なのだそうです。間違いなく教科書に乗るイベントですね。

うちのヨメがどう選んで投票しかたは知りませんが、新たに投票権を得た18歳以上の男女が、15,6歳の頃から政策に興味を持ってニュースを見ていた子ばかりでもないでしょうから、選挙ポスターや演説の第一印象だけで選んで投票してしまう事もまああるかな、と思います。

先日、会社でそんな話をしていたらとある年長の人が
そういう奴が政治をダメにするんだ!」と言っていました。

これは一面として理解でき、一面間違っていると思います。
まず、20代とか30代とかに限った事でなく、投票する意思の無い人は年齢に関わらずたくさんいます。
対して、18歳、19歳の実際に投票した子たちは、投票したというアクションだけでも参加している事がわかります。
投票していない子は今後すればよいでしょうし、中にはこの先も投票しない子もいるでしょう。

投票権を持つ人の年齢を高くすると、若年層に向けた政見を出す人が不利になりますし(まあ今もいろいろありますが)、もし個別に選んでいたら、投票権を与えるかどうかを選ぶ人が間接的に当選者に影響できる権力を持つ事になります。
故に投票権はまんべんなく与えられるべきですが、18歳未満の子が十分判断して投票するかというと、それもまた不安があります。

まあ、これはワイドショーなどでも話題になった事なんじゃないかと思います。(僕はテレビ見ませんが)

そういうわけで、240万人の新有権者は、どういう選び方をしてもいいので投票して、当選した人落選した人がどういう行動をするのか観察して、ゆっくり蓄積すればいいんじゃなかなと思います。

今あれこれ言っている大人たちの中にも、そういう人はたくさんいるんじゃないでしょうか。

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