SEO

SEO(検索エンジン最適化)でアクセスを増やそう – 初級編 –

さて、今回は何回かに分けてSEO施策について書き綴ろうと思います。
今日は前編、初級編となります。

内部施策と外部施策

最近あまり聞かなくなりましたが、その昔SEOは、内部施策と外部施策に分けられていました。
ただ外部施策にについてはスパム行為と見なされると、上昇どころかペナルティを受けてしまうので慎重な運用が必要です。
もっと以前は外部施策というと大量の被リンクを作る事がウェイトを占めましたが、現在はあまり意味が無く、被リンクを行うSEO業者の方が商材に合わせて調整してくれないと、逆効果となってしまいます。(一概にすべて無意味とか逆効果とは言えません)

標準的なSEO対策

titleの設定

titleはページのテーマを伝える需要な要素になります。
ターゲットとなるSEOキーワードを文頭に入れた『説明的な文章』の形にするとよいとされます。
ユーザビリティ的には、探しているページだとひと目でわかる端的さがあるとよいでしょう。
一見すると多くの人を呼びこむ方が良いと思われがちですが、サイトにはそれぞれ目的があるので、この時点でユーザーを絞る方が良いです。

descriptionの設定

これは最近は重要度が下がっていますが、metaにはサイトの説明を入れるタグがあります。
これは以前はGoogleなどの検索結果にサイトの説明として表示されていたのですが、システム的には検索結果ページでは全角文字で28文字を超えると「…」に変換されてしまうため、検索結果に全て表示できない事になります。

descriptionが…になる例

現在のGoogle検索は本文中からも検索クエリに適する文字列を拾うため、descriptionの意味は薄くなってきました。

キーワードの設定

これは現在はあえてはやらなくていい事になっています。
そのサイトのキーワードを設定しますが、検索クエリと関連性が高いかはmetaよりも本文を見て決めるのであまり重要ではありません。
title、descriptionと合わせて「T(itle)D(iscription)K(eyword)」と呼ぶ事もあります。

h1の設定

これもtitleと同様に重要なタグになります。
内容はターゲットキーワードを入れたいのは同様ですが、内容に則さないといけません。
例えば、ポロシャツしか売っていないサイトで「夏物衣料が充実!」と間口を広げても流入は無駄になりますし、短パンを求めてきたユーザーはガッカリしてしまいます。

ソースコードの例

記事タイトルにh2以下のタグを設定

そして大見出しにH2、中見出し以下にH3、H4を設定します。
ターゲットキーワードを程よく入れるのがコツかと思います。h1と重複しすぎるとスパム扱いを受けるかも知れません。
h2以下は以前より重要度は落ちましたが、タイトルのどの位置にキーワードを入れるかによって、順位が変化することがあるそうです。

サイトマップの設置

サイトの構造をボットに伝えるサイトマップを設置します。
これはGoogle Search Consoleに送信したりnofollow属性についてで解説した「robots.txt」に記載するなどで効果が出ます。

文字リンクにキーワードを

アンカーテキスト(aタグの設定されているテキスト)にキーワードを含めるのはSEO上で有効とされています。
ただの画像では何が押されたかクローラーにはわかりませんが、文字列を通ると情報が伝わる可能性が高いです。
逆にリンク先に評価をつけたくない場合はnofollow属性を入れます。

imgタグのalt属性/title属性

特にリンクのある画像の場合、altがある方が望ましいです。
もし画像に意味の無い飾り要素であっても、空のaltをつけると「意味が無いという意味」の画像になります。
とはいえ膨大な画像にいちいち挿入するのは手間なので、WordPressであればプラグインでこなす事も可能です。
場面によっては、title要素をつけて行き先を明示してあげたほうがユーザーに親切な場合もあるのではと思います。

装飾、機能はできるだけ外部ファイル

Webサイトのコードは、クローラーにとって読みやすい方が意図した情報が正しく伝わる可能性が高いです。
従ってCSS、Javascriptなどの外部に置けるファイルはできるだけ外部に置いた方が望ましいです。
とはいえ、jQueryプラグインなどで内部に置かざるをえない場面も多々あります。

Googleのクローラーを呼ぶ

これはWebサイトを作っている人は常識的に行う作業ですが、Googleに認識してもらうためにSearch Consoleにログインし「このサイトにカモンGoogle!」とGoogleのクローラーを呼ぶ作業をします。

Google Search Console

Search ConsoleでGoogleのボットにインデックスしてもらう事ができます。
前述のサイトマップの送信もこの画面から行えます。

石の上にも三年

3年は大げさですが、サイトのドメインは1年ほど運営し続けると価値が上がります。
これは地道に運営し続けるしかないので、素直に続けましょう。

SNSを始めてみる

自分のSNSからのリンクは評価に影響しませんが、SNSで人気が出ればアクセスの流入や回遊自体は評価に影響してくるのではと思います。
SHARPさんのTwitterなどは投稿に個性があり、人気が高いようです。ダイレクトマーケティングにも活用できているのではと思います。

更新頻度を上げる

基本的には内容が同じであれば、日付の新しいコンテンツの方が価値が高いと考えるようです。
週2、3回程度の更新を心がけると上位に上がりやすくなるかと思います。それによって記事数も増えるので、それもドメインパワーの向上に繋がるでしょう。

ブログを始めてみる

更新頻度を上げるための手段に、ブログを始めるというのもあります。
少し前では、無料のブログサービスを使って社長ブログを始めるのが流行りましたが、現在ほどブログの数が増えると、その中でなかなか検索上位になりません。
また、世の中の社長さんの多くはそんな暇ではないので、なかなか記事が継続できないという現実もあります。
そこで、ターゲットとなる主ドメイン配下に下層ディレクトリにWordPressを作って、社員みんなのブログを始める、などがブランディングの意味でも有効ではと思います。

それでも自社のリソースを使いたくない、というようなものぐさな人にはshinobiライティングのようなSEO記事作成サービスで記事を発注する事もできます。
実は僕も、何度かここで記事を書いた事があります。

この時下層ディレクトリではなく「blog.web-design.link」などのように別ディレクトリにサブドメインで置く形でも、おそらく効果はあると思われます。

サイトリンクの例

例えば、我らがPITBULL ASAGAYAジムのブログは、サブドメインを設定したJUGEMの無料ブログサービスですが、検索結果を見てみるとサブドメインもサイトリンクに含んでいる事がわかりますので、Googleは同一のコンテンツと見なしているのではと考えられます。

さて、今回はSEO施策初級編でした。
次回上級編は、多少技術知識が必要なSEOをご紹介しようかと思います。

梅木千世でした。

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