ブルーマ・ツァイガルニックという人が考えた
「未完成のものはイメージ想起されやすい」という効果。
逆に言うと終わったものは忘れる。
日本のことわざにすると「喉元過ぎれば熱さを忘れる」に近いかも知れない。
例えばテスト勉強に取り組んでいる間は集中しているが、一度忘却すると忘れてしまう。
そもそも終わっていないとモヤモヤするので、人は無意識に課題を完了させようと行動するらしい。そのまま忘れる人もいるが。
これを応用する手法として、広告でよく見かける「続きはWebで」といった手法が挙げられる。
もしくは最近形骸化してしまったが正しい意味のティザーサイトなどは、正式公開までの間に、
「このサイト、何になるのだろう?」というような曖昧なサイトを作る事でツァイガルニック効果を得られる。
ちょっと実生活に役立つ用法を挙げると、いま取り組まないといけない作業がある時、
事前にちょっとだけ作業しておいて、「まだ作業途中である」事を自分に対してイメージ付けると、再開後の仕事の能率が上がるとされる。
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