セブンヒッツ理論とは、人は商品の情報に3回接する事によって、その対象を覚え、7回接すると商品を手にとったり購入する、という理論です。
某CMで照英さんが「雨が降ろうと槍が降ろうと会いに行くのが営業だ!」と言っているのを「It’s OLD営業」と言っていますが、実は照英さんは接触回数を増やしているので、理論的に間違っていないのではと思います。
さて「結果測定できない」と言われつつも、デスクで営業できるはずの製品であってもテレビCMが無くならない理由の一つとして、人間は選ぶものがたくさんあると、商品名を知っているものから「これは有名な商品だ」と認識して手に取ります。テレビCMの他にも、雑誌広告や看板広告などで接触回数を増やす事で手に取られる確率が上がるとされています。これが7回であるという事ですね。場合によっては3回かも知れません。
実際にはそれを知ってるから買うという事でもないのですが、まず認知してもらう事が重要である場面があります。
テレビCMの他SNS、メルマガ、LINE@などのファンマーケティングでもこの理論に沿った効果が期待できます。
アプリなどデジタル製品に限って述べれば、テレビCMを出したからインストールが伸びるというものではなく、7回の接触の最初の方に当たる認知を獲得していく、という効果があります。
そしてCMを流した地域にセグメントし、雑誌広告、OOHなどで認知から比較、検討へと進んでもらい、最終的にWeb広告で刈り取る、などの施策が考えられます。
Web広告ですと、CPM(コスト・パー・ミル)という料金形態がこの考え方の場合に使用します。
あるいは逆に、広告に接触し過ぎないようにしたり、何回かの接触で見込み無しのユーザーへの配信を制限するフリークエンシーキャップと呼ばれる配信方法が使われます。
個人的に照英さんと言えば、魁!!男塾の富樫が好きです。
「男塾の教科書に 死という文字はあっても 敗北という文字はない」
名言ですよね。
これで次にCMに出ている照英さんを見て親近感を覚えてしまったら、それがセブンヒッツ効果です。