今日は葬儀の話をしようと思います。
日本だと葬儀と言うとお寺でやるものですが、「葬儀=仏教寺院」というのは日本固有のイメージで、インドだとガンジス川に流したりしていました。
というか、そもそもシッダールタのお墓は塔なので日本で見るようなお墓に入っていません。
日本に仏教が入ってきたのは聖徳太子の頃ですが、それ以前は死体は穢れているなどの理由で、山に捨てたりしていたそうです。
神道の原典と言えば古事記ですが、伊奘諾が死後の世界に行った後、穢れを落とすために禊をしたりしていますので、穢れの意識は飛鳥時代にはあったようです。
しかし仏教徒にはその概念が無いので、お寺で供養するようになったのだとか。
とはいえ、神社の葬儀が無いわけではなく、神式の葬儀というのもあります。
有名な人物では、徳川慶喜などが神式の葬祭でした。そのため戒名がありません。
さて。
葬儀はすごくお金のかかるものです。
よく話題に出る戒名のお金もありますし、費用のわからない出費に困るものです。
とあるお坊さんに聞いたところ、値段をつけてしまうと課税されるのだとか。
例えばお寺の駐車場の収益などは、値段が決まっているので課税されるそうです。
この頃は費用を安価に明示しているサービスがあり、僕は「小さなお葬式
」を利用しました。
なんと14万円〜で葬儀ができます。
ミニマムは14万円ですが、本当に最低限のものしかつかないため、実際にはそういうわけにも行かずオプションやその後の費用もかかります。
また、ミニマムは葬式ではなく火葬場にお坊さんに来ていただく火葬式です。
僕の場合は式場を借りましたし、戒名や位牌、香典返し、花、永代供養、足代その他諸々で100万くらいはかかりました。
とはいえ、それは自分で選択したから高くかかったので、込み込み考えても相当安かったと思います。
また、相続のための司法書士などの提携もあるようで、ある程度の相談は聞いてもらえます。
ただ、祖母が亡くなった後、葬儀代以外にもかかるお金はずいぶんあったので、14万円で全て済むという話ではないんですけどね。
お金を払ったくらいで故人への弔意を表せるなら安いものです。
梅木千世でした。