SNSマーケティング
今日はソーシャルメディアを軸にマーケティングを考えてみようと思います。
ソーシャルメディア、ようするにSNSですが、みなさん最近はどんなものを使っていますでしょうか?
mixiはあんまりログインしていないですかね。Google+もそんなにふるっていない印象です。Elloは身近ではユーザーを見ません。
多くの場合は、
- ブログ等
このあたりでしょうか。
さて、マーケティング視点で見ると、SNSの活用にはいくつかカテゴリ分けができます。
アクションを喚起する
- サービス訴求
- クーポン
- コラボ企画
例えばfacebookのページでサービスの紹介を行う事は今や日常的に見受けられますし、クーポンを配信する、会社ブログで「”ブログを見た”で店頭価格から20%OFF!」なんていうのも探せば見つかるんじゃないでしょうか。
個人的にこのカテゴリで好きなのは、天丼チェーン大手の「てんや」さんのキャラクター「てん娘ちゃんTwitter」。店内でてん娘ちゃんに呼びかけると、フォローしていないにもかかわらず現れて、50円引きクーボンをくれます。
会話が成立するのでbotだけではないようで、これは人海戦術でやってる気もします。
興味を喚起する
- 顧客体験
- レーティング
- 共感
ここでのレーティングとは比較サイトのようなものをイメージしています。
例えば価格comなどは典型的なレーティングサイトです。
そこにユーザーの使用感があれば顧客体験ですし、共感を求める記事も多々あります。
@COSMEなどもこれに当たるかと思います。
顧客体験のカテゴリでは、カネボウ化粧品のコフレドール 「キセキの一枚®」体験イベントなど好例かと思います。
シェアするハードルを越えた「思わず誰かに見せたくなる」体験イベント―カネボウ化粧品コフレドール
カネボウ化粧品のコフレドールを使用し、メイクアップアーティストによるメイクサービスとプロカメラマンによるスタジオ撮影で「キセキの一枚®」をつくり上げる体験型イベント、との事。
シェアするどころかスマートフォンの中に残してしまうので、画像を見るたぶにコフレを買いたくなってしまうかも知れません。
マーケティング
- 需要予測
- リード獲得
- メッセージの浸透
リードとは営業上のフックになる事柄や人物の事です。
これは最近はだいたいスタンダードな取り組みになっていると思います。
とあるヨーグルトメーカーでは、自社のヨーグルトを使用したオリジナルレシピをfacebookでアップしています。
商品開発
- 商品フィードバック
- 危険の早期探知
- 新製品の開発
商品の改善点などは、SNSがかなり適する情報ソースだと思います。
コミュニケーション
- 評判向上
- 信頼獲得
- 認知拡大
- 話題拡散
カスタマサポート
- ソーシャルリスニング
- カスタマサポート
ソーシャルリスニングとは、SNS上でエンドユーザーが日常的なポストのデータを収集・分析しユーザー動向の把握やトレンド予測に応用する事です。
「ADPLAN SM」「クチコミ@係長」「Social Insight」などがメジャーかと思います。
一方でカスタマサポートなどもSNSの重要なツールになる場合があります。
このジャンルで有名なのはザッポスです。徹底したカスタマサポートについて多々の逸話がありますが、Twitterを活用したアクティブサポートへの取り組みが斬新だったと思います。
ザッポスもソフトバンクモバイルもすでに始めているTwitterでアクティブサポートを実践・実行するには?
SNSの投稿を分類する
キャンペーンの開始前、終了後のレポートには、ユーザーがどのようなポストを行ったかが指標の一つになるかと思います。
収集したポストを「推奨」「中立」「批判」もしくは「ポジティブ」「ニュートラル」「ネガティブ」などのラベリングを行い、どの傾向がどう変わったかを判断します。
ネット上の中でもSNSは特に顔が見えにくいので、いろんなユーザーがいて怖い空間でもあります。
梅木千世でした。