デビッド・リーチ監督のブレット・トレインが本日公開ですね。
早速初日の初回で見てきましたので、今日はその感想です。
▼以下はネタバレを含みます▼
登場人物はそのほとんどが殺し屋です。
むしろ名前ありのキャラはすべて殺し屋(もしくは殺人を目的としている)となっています。
大筋は昔からある電車内でのクライムサスペンスなのですが、デッド・プール2のようにコミカルに斬殺されていくのについていく能力が問われる作品ですね。
レディバグ
ブラッド・ピット
武器:爆竹・睡眠薬・そのへんにあるもの・他人に不運を招く能力
カウンセリングを受けているらしく、不安定なポジティブさのブラピ。
あまり能動的に物語に関与していかない主人公です。
敵味方関係なく許す事の大事さと怒りの有害さを説きます。
レモン
ブライアン・タイリー
武器:拳銃・防弾チョッキ・他人を機関車トーマスで例える能力
人生のすべてを機関車トーマスで学んだ男。
凄腕の殺し屋なのですがコミカルな兄弟の一人。相棒のタンジェリンと共にホワイト・デスの息子を護衛します。
彼の能力はけっこう物語の上で重要なポイントを占めていて、ディーゼルが誰かを探すクライムサスペンスとなっていきます。ただしその結果は物語上の意味がちょっとボヤけたかもです。
タンジェリン
アーロン・テイラー=ジョンソン
武器:拳銃・兄弟の意図を察知する能力
レモンとは人種の違う兄弟。兄弟より頭の良さそうな口調なのですが殺し屋らしく口が悪い。
作中では珍しく殺人が目的でない乗客。
指輪をつけた拳でなんでも破壊しますが、実際にこれをやったら指の骨のほうが折れます。
プリンス
ジョーイ・キング
武器:爆弾・悪魔のような頭脳
正直、最後まで観ても彼女が何をしたいのかよくわかりませんでした。
一応目的は殺人なのですが、それをして何をどう父に認めてもらいたいのかイマイチ伝わらず。
キムラ
アンドリュー・小路
武器:暴発するよう仕込まれた拳銃
本作で最も可哀想な人。終盤までは能動的に殺人がしたいわけではない。
冒頭から出るわりには出番も少ない。
エルダー
真田広之
武器:仕込み杖
真田広之さんはデビッド・リーチ監督作品では2作目ですかね?
今回はイケメンのまま物語を終えられます。
デップーで殺されたヤクザの前世でしょうか?
仕込み杖は携帯には便利ですが、強度はまるでオモチャです。
現実的に言えば、仕込み杖の所持は違法ですし、仕込み杖に改造できる日本刀の所持もちょっと注意が必要です。
また、基本的に身の細い仕込み杖で、しかも逆手持ちで硬いものをスパスパ斬るのは不可能です。
仮に斬る腕力があっても、クッション兼滑り止めである柄糸が無いので手のほうにダメージを受けます。
ホワイト・デス
マイケル・シャノン
武器:日本刀・拳銃
リボルバー式拳銃でロシアンルーレットをするロシア人のジャパニーズヤクザ。
回想シーンでは若い頃のためか筋骨隆々なマッチョガイなんですが、ちょっと最後しょぼかったかも知れません。
ウルフ
バッド・バニー
武器:ナイフ
結婚式で妻と列席者を皆殺しにされた恨みでレディバグを狙うメキシカンの殺し屋。
最初の退場者。不運な人その1。
ホーネット
ザジー・ビーツ
武器:蛇・毒
ホーネットという名前だが武器は蛇毒。
ウルフの敵。
不運な人その2。
そして
エンディングのほうもやっぱりデッド・プール2に似ていて、死んだかと思われたキャラはじつは生きていたという場面が出てくるのですが、いい話なのかどうかわからない回収がされます。
重要と思われていたキャラがあっさり死にます。
全体的にはすごく面白いので、デップーのノリが好きだった人はぜひ観てみてはと思います。