2回目は変数、if文、比較演算子です。
変数は「仮に〜が入った箱」if文は多くのプログラミング言語で基本になる「もしも〜だったら〜」という処理、比較は「aはbよりも大きい(小さい、等しい)」です。
まずはaとbの2つの変数を作り、これを比較してみましょう。
ただ比較するには「a が b よりも小さい」などの比較があった方がわかりやすいので、比較も同時に行います。
変数
a = 10
上の例では、aという変数(箱)に対し、10を代入します。これ以後変数aの中身を呼び出すと10という事になります。
変数の名前は基本的に何でもいいですが、数字、記号を先頭にはできません。また、以下の文字列は予め設定された意味があるので変数名には使えません。これを予約語と言います。
予約語 | ||||
---|---|---|---|---|
False | None | True | and | as |
assert | break | class | continue | def |
del | elif | else | except | finally |
for | from | global | if | import |
in | is | lambda | nonlocal | not |
or | pass | raise | return | try |
while | with | yield |
では次に、変数同士を比較します。
if文、比較演算
比較に使う比較演算子は以下になります。
比較演算子
a < b aはbより小さい a > b aはbより大きい
a <= b aはb以下である a >= b aはb以上である
a == b aとbは等しい
a != b aとbは等しくない
a < b aはbより小さい a > b aはbより大きい
a <= b aはb以下である a >= b aはb以上である
a == b aとbは等しい
a != b aとbは等しくない
例として、aとbを比較して結果を表示するコードを書きます。
「#」はコメントアウトなので、書いた処理の説明のため記載します。
例)
#まず変数を作ります
a = 1
b = 5
#もしもaがbよりも大きい場合の出力を行います。
if a >= b:
print( “aはb以上です” )
#もしもaがbよりも小さい場合の出力を行います。
else:
print( “aはb以下です” )
If分は処理を必ずインデントします。
条件式の最後は「:」をつけます。
elseの場合も条件式なので:がつきます。
分岐を繰り返すには、else ifの代わりに「elif」にすると、「そうではなく、もしも」の意味になります。
それも一致しない場合はelseが実行されます。
例)
a = 10
b = 10
if a >= b:
print( “aはb以上です” )
elif a == b:
print( “aとbは同じです” )
else:
print( “aはb以下です” )
変数aがbに対し大きい、等しい、小さいでそれぞれ違うテキストを出力できました!
四則演算
多くのプログラミング言語と同様ですが、Pythonの四則演算は以下の表のようになります。
- 足し算(加算):
+
- 引き算(減算):
-
- 掛け算(乗算):
*
- 割り算(除算):
/
- 割り算の整数部(整数除算):
//
- 割り算の剰余(余り, mod):
%
- べき乗:
**
演算子