D坂の殺人事件

蕗屋清一郎:真田広之
明智小五郎:嶋田久作
小林芳雄:三輪ひとみ

一言で言うなら倒錯ミステリー。
たぶん画像を貼るとGoogle先生にBANされるので引用のみにしたいと思います。

原作は題名にもなっている『D坂の殺人事件』と『心理試験』、『屋根裏の散歩者』を合わせて原作とした映画…となっていますが、
作中に登場する絵師の「大江春泥」は、原作ファンから言わすと江戸川乱歩自身のセルフオマージュの推理小説家の名前。(実際には単なるセルフオマージュでなく女性ですけども)
D坂の殺人事件
ストーリーは真田広之演じる贋作師の蕗屋に大江春泥の責絵の贋作制作の依頼が入るところから始まります。

贋作師は贋作を完成させますが、依頼人が殺されてしまいます。
さて、誰がどのような動機で殺してしまうのか…?
というような作品。

登場人物がことごとく変態であり、なかなか僕好みです。
贋作師こと真田広之が、モデルを描くのでは満足できず、自分で女装してセルフ緊縛して自分で描くというなかなかハイレベルな変態道を披露します。
その結果が、彼の贋作魂を揺り起こして事件が発生するわけですが…。

贋作師が高い知能を持っている事は一目でわかるのですが、その裏付けがあると尚良かったかなと思います。

明智小五郎は作中のこの時点ですでに知る人ぞ知る名探偵、になっているわけですが、
贋作師が脈絡無く対抗できてるのは少し違和感かもしれません。

嶋田久作(帝都物語の加藤保憲です!)が演じる明智小五郎の住まいは本に埋もれ・・・というか、「本以外何もいらない」というような生活をしており、なかなか憧れを持てます。(残念ながらKindle派の僕の本は今や大半電子書籍ですが)

明智小五郎の時系列は細かくフォローしていないのですが、
僕が御茶ノ水で働いていた理由の一つに
明智探偵事務所が御茶ノ水アパートにあったから、というのがあります。

それはさておき。
本作の主眼は犯人の心理にあり(江戸川乱歩のミステリの多くはそうですが)、謎解き要素はそれほど多くないです。
しかし登場人物が皆々変態なので、個人的には好きな作品の一つです。
でも原作も合わせて見るのをお薦めします。

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